はじめまして。広島にて外構、庭の設計・施工・管理を行っている㈱tuinのウエダです！
今回は、お庭のリフォームに役立つ記事を書いていきたいと思います。
目次
庭リフォームには、以下のようなメリットがあります。
１・快適な屋外スペースの確保
庭をリフォームすることで、快適な屋外スペースを確保することができます。自分好みの庭のスタイルにすることで、屋外で過ごす時間がより快適になり、日常生活のストレスを軽減することができます。
２・家の価値の向上
庭をリフォームすることで、家の価値が向上することがあります。美しい庭は、家の外観を美しく見せ、周囲の風景を魅力的に演出することができます。また、庭が美しく整備されていることは、家の売却時にもプラスに働くことがあります。
３・環境への貢献
庭をリフォームすることで、環境に貢献することができます。例えば、グリーンカーテンの設置や植物の選択によって、CO2を吸収したり、大気汚染を減らしたり、熱中症対策に役立ったりすることができます。また、庭に植える野菜や果物を自分で収穫することで、食品ロスを減らすこともできます。
庭の設計には、以下のような基本的なデザインのポイントがあります。
庭のサイズや形状に合わせた配置
庭のサイズや形状に合わせた配置が重要です。庭の形状に合わせて、プランターやアーチなどの装飾物を配置することで、庭全体のバランスをとることができます。また、庭の空間を無駄にせず、有効に使うことで、庭をより魅力的に見せることができます。
植物の配置
庭に植える植物の配置も重要です。植物の高さや大きさ、花の色や種類、枝の形状などを考慮して、バランスよく植えることで、美しい庭を作ることができます。また、植物の配置によって、庭のテーマや雰囲気を決めることもできます。
視線の誘導
庭には、設計者が意図する場所に視線を誘導することが大切です。例えば、ウッドデッキを設置して、そこからの眺めを楽しめるようにしたり、アーチを通って別のエリアに行くようにしたりすることで、庭の奥行きを感じさせることができます。
カラーのバランス
庭の植物のカラーにも注目しましょう。同じ色合いの花を植えることで統一感を出すことができますが、違う色の花を組み合わせることで、鮮やかな庭を作ることができます。また、庭に取り入れるカラーを統一することで、落ち着いた庭を作ることもできます。
照明の配置
夜の庭を楽しむためには、照明の配置も重要です。照明を設置することで、夜でも庭を美しく演出することができます。照明の明るさや色、位置を工夫することで、より一層庭の魅力を引き出すことができます。
庭の形状や面積に合わせたリフォーム方法は、以下のような工夫があります。
垂直空間を利用する
狭い庭や小さな庭では、垂直空間を利用することが効果的です。壁面やフェンスにつる性の植物を植えたり、ツタやつるバラのアーチを作ったりすることで、狭い庭でもグリーンを楽しむことができます。
小さな庭でも広がり感を出す
小さな庭でも広がり感を出すことができます。例えば、縦長の庭の場合は、奥行きを感じさせるように、奥に高い樹木や柵を設置し、手前には低い植物や花壇を作ることで、奥行きを感じる庭を作ることができます。
テーマに合った植物を選ぶ
庭の面積に合わせて、テーマに合った植物を選ぶことも重要です。例えば、小さな庭にはミニバラやハーブ、多肉植物などを取り入れることで、可愛らしい雰囲気を出すことができます。また、狭い庭には、植物の大きさや成長速度に注意し、空間を確保することも大切です。
テラス席や小物で雰囲気を出す
庭の面積に合わせた工夫として、テラス席や小物で雰囲気を出すこともできます。小さなテーブルや椅子を置いたり、照明を取り付けたりすることで、居心地の良い空間を作ることができます。また、小物を取り入れることで、庭のアクセントになります。
庭のスタイル選びのポイントは、以下のようなものがあります。
住まいの外観に合わせる
庭のスタイルは、住まいの外観に合わせることが大切です。例えば、和風住宅には和風庭園が似合い、洋風住宅には洋風庭園が似合います。また、モダンな住まいにはモダンな庭、ナチュラルな住まいにはナチュラルな庭など、住まいの外観や建物の素材、色にも注目してスタイルを選びましょう。
庭の面積に合わせる
庭の面積に合わせてスタイルを選ぶことも重要です。例えば、小さな庭にはモダンなスタイルが似合い、和風庭園は面積が広い庭に適しています。庭の面積に合わせた適切なスタイルを選ぶことで、庭をより魅力的に演出することができます。
使い勝手を考慮する
庭をデザインする際には、使い勝手も考慮しましょう。例えば、家族や友人と過ごすために広いスペースが必要な場合には、モダンな庭園スタイルがおすすめです。また、静かに過ごしたい場合には、和風庭園やナチュラルな庭園が適しています。
好みや趣味を反映させる
最も大切なのは、自分の好みや趣味を反映させることです。例えば、植物が好きな場合には、植物を中心にした庭園スタイルがおすすめです。また、小物やオブジェが好きな場合には、アートやデザイン性にこだわった庭園スタイルが似合います。
テーマを決める
庭のスタイルを決める際には、テーマを決めることも大切です。例えば、四季折々の花を楽しむ庭園スタイルや、畑や菜園を作る庭園スタイルなど、テーマを決めることで、より自分らしい庭を作ることができます。
外構のメンテナンスについて知っておくことは、美しい庭を保つために重要です。以下に、外構のメンテナンスについて説明します。
植物の剪定や手入れ
植物の剪定や手入れは、美しい庭を保つために欠かせません。定期的に剪定を行い、成長をコントロールし、美しいフォルムを維持することが大切です。また、不要な枝や葉を取り除き、病気や害虫の予防にも役立ちます。
施肥
施肥は、植物の成長に必要な栄養分を補うことができます。
水やりの管理
水やりの管理は、植物の成長に欠かせないものです。夏場や乾燥期には、水不足になることがありますので、定期的に水やりを行うことが大切です。また、植物の種類によって、水やりの頻度や方法が異なるため、注意が必要です。
防草シートの敷設
防草シートを敷設することで、雑草の発生を防ぐことができます。防草シートを敷くことで、土壌中に存在する種子からの雑草の発生を抑えることができます。
外構の清掃
外構の清掃は、美しい庭を保つために欠かせません。不要な枝や葉、落ち葉、ごみなどを定期的に掃除することで、庭を美しく保つことができます。また、雨風によって生じる汚れは、高圧洗浄機などを用いて綺麗にしていきましょう。
庭リフォームにかかる費用や期間は、リフォーム内容や規模によって異なります。以下に、庭リフォームにかかる費用や期間について一般的な目安を示します。
庭リフォームの費用は、庭の規模やリフォーム内容によって異なります。以下は、一般的な庭リフォームの費用の目安です。
・小規模庭のリフォーム：30万円〜100万円程度
・中規模庭のリフォーム：100万円〜300万円程度
・大規模庭のリフォーム：300万円〜1,000万円以上
また、リフォーム内容によっては、追加費用が発生する場合があります。例えば、新たに植栽や外構を追加する場合、素材や工事費などがかかります。
庭リフォームの期間は、庭の規模やリフォーム内容によって異なります。以下は、一般的な庭リフォームの期間の目安です。
・小規模庭のリフォーム：1週間〜1ヶ月程度
・中規模庭のリフォーム：1ヶ月〜3ヶ月程度
・大規模庭のリフォーム：3ヶ月〜半年以上
また、工事の進行状況によっては、期間が前後する場合があります。
庭リフォームには、リフォーム費用以外にも、以下のような費用がかかる場合があります。
・設計士や施工業者への相談料や見積もり費用
・手続きに必要な申請費用や手数料
・現地調査や地盤調査に必要な費用
・リフォームによって、維持管理費用が発生する場合がある
以上のように、庭リフォームにかかる費用や期間は、リフォーム内容や規模によって異なります。リフォームを検討する前に、設計士や施工業者などに相談し、費用や期間の目安を把握することが重要です。
庭リフォームを成功させるためには、以下の5つのポイントを抑えておくことが大切です。
１・目的を明確にする
庭リフォームの目的を明確にすることが重要です。例えば、庭で過ごす時間を増やすために、くつろぎスペースを作るなど、目的に合わせたリフォーム計画を立てることが必要です。
２・予算を把握する
庭リフォームにかかる費用を事前に把握し、予算内でリフォームを進めることが大切です。リフォーム費用だけでなく、維持管理費用も含めて、全体の予算を考慮することが重要です。
３・デザインを決める
リフォームする庭のデザインを決めることが重要です。自分の好みやライフスタイルに合わせたデザインを選ぶことで、より快適な空間を作ることができます。また、素材や色合い、配置などにもこだわって考えることが大切です。
４・施工業者を選ぶ
庭リフォームをする場合、施工業者を選ぶことが必要です。信頼できる業者を選ぶことで、リフォーム工事がスムーズに進み、安心してリフォーム計画を進めることができます。
５・維持管理計画を立てる
リフォーム後の庭を美しく保つために、維持管理計画を立てることが大切です。草刈りや植栽の手入れなど、定期的なメンテナンスの必要性を把握し、計画的に行うことが大切です。
以上のように、庭リフォームを成功させるためには、目的の明確化、予算の把握、デザインの決定、施工業者の選定、維持管理計画の立案など、様々なポイントを抑えることが必要です。リフォームを検討する際には、これらのポイントを参考にして、計画を進めることが大切です。
