住宅に庭は必要?庭のメリット・デメリットについて

住宅の購入やリフォームにあたり、庭の検討をされている方はいらっしゃいますか?

「理想の生活環境に庭や植木は必要なのか知りたい」

「庭のいいところだけでなく、悪い部分も改善策も全部知っておきたい」

この記事は、そんな方へ向けて書いています。

はじめまて。

私は広島県広島市にて(株)tuinという外構・造園工事業を行っているウエダと申します。

自然や花々が大好きな反面、自宅の外部には植物が1本も植わっていない自宅に住んでいます。(妻に植栽の反対をされてしまい、鉢植えの植栽を提案中です。夫婦での話し合いはとても大切ですね)

家を建てる際には、打ち合わせや設備、間取りの考え事などで多くの時間がかかり、どうしても外構部分は後回しになってしまいます。

自分の理想の生活を手に入れるために、外構部分もしっかりと話し合い検討していきましょう。

庭のメリット

癒しの空間

家の周りに自然を取り込むことにより、森林浴のような癒しの空間をつくることができます。

「木漏れ日が気持ちいなぁ」

「揺らいでいる葉っぱを見ているとリラックスする」

「葉っぱと葉っぱのこすれるサワサワする音が好き」

このような経験はないでしょうか?

これは1/f揺らぎ効果が関係しています。

予測不確かな動き(1/f揺らぎ)を感じると、人間にはリラックス効果があるようです。

また、自分の好きな植物を育てたり、子供たちと虫を探して遊んだりと家族と過ごせる癒しの空間を手にいれることができます。

最後に、子供たちにとって庭で過ごす経験は、とても豊かな生活環境であり遊び場なので大切な思い出になるとおもいます。

四季を感じることができる

植物を植え庭をつくることにより、紅葉であったり、芽吹きであったりと日本特有の四季のうつろいを感じることができます。

自宅で四季のうつろいを感じることができるため、遠方へ紅葉を見に行ったり、花見(サクラのみならず)に行かなくても自宅で楽しむことができます。

家族と自宅でゆったりと過ごしたい方にとてもオススメです。

住宅の見え方がよくなる

木が植えてあるお家と、植えていないお家ではどのような違いがあるのでしょう?

上の写真では、木のあるお家は、華やかで、優しい空間になっているように感じます

植えていない家では、無機質で硬いシンプルな空間になっているように感じます

室内の空間を豊かにできる

例えば、リビングと庭を一体的な設計にし、奥行きをもたせることにより、リビングの空間を広く感じさせることができます。

また、窓枠を額縁に見立てると、家の中から見える庭(景色)はとても素敵な空間になりますね。

庭を確保することで、窓の外に空間ができ多くの光やキレイな空気を室内に取り組むことができます。

室内の空間がよくなるというメリットは魅力的ですね。

自宅で切り花を楽しめる

四季に咲く花を庭に植えておけば、切り花として自宅を華やかに彩ることができます。

自宅によくお客さんがいらっしゃる方は、切り花でお出迎えできるため、オススメです。

自宅の中に、切り花のある生活は憧れますね

庭のデメリット

庭の管理が大変

植物は生きています。

伸びないでほしいと望んでも成長し続けますよね。

植物のお世話が好きな人は、庭メンテナンスにも愛着がわき楽しめることだと思います。

しかし、私の経験上、庭の維持が面倒だと感じている人がたいはんだと思います。

その為、庭師の方に剪定をお願いしなくてはいけません。

庭を維持するために、費用がかかってしまいます。

そこで近年流行っている庭は、メンテナンスコストのかかりずらい庭が多くなってきています。

例えば、里山の自然を取り入れた雑木の庭や南アメリカをイメージしたドライガーデンなどです。

一昔前のように、管理のお金がかかる庭をつくるのではなく、最小限の管理で最大限の魅力がもてる庭を作ってみてもよいのではないでしょうか。

また、庭の草抜きや掃除も大変な管理です

「液体の除草剤を使いながら、簡単に管理のできる庭にしたい」

「掃除がしやすい庭にしたい」

など、具体的な相談をして庭づくりを行うとよいでしょう。

虫が気になる

庭をつくると虫がやって来ます。

豊かな自然には多くの虫がよってきます。

「カマキリを捕まえたい」

「アリの行列を観察したい」

「ちょうちょを捕まえたい」

と私が小さいころに虫取り網をもって遊んでいたことはさておき、虫が気になる人は多くいると思います。

私も大人になり苦手になってしまいました。

そこで、虫が苦手なかたはシンプルな植栽にしたり、植物同士の空間を広くとるなどの工夫を行い、虫の好きな茂みの空間を作らない工夫を行いましょう。

住宅が汚れやすくなる

植物の落ち葉や樹液、枝葉が壁などにこすれることにより、住宅が汚れやすくなってしまいます。

雨の汚れや経年劣化は住宅にとって仕方ないことですが、長く綺麗な状態を保ちたいですよね。

そのために、住宅から離した植栽の計画であったり、汚れのつきにくい(気にならない)工夫が必要になってきます。

例えば

「住宅の軒より大きな木を植える際には、雨どいに落ち葉が詰まらないように計画する」

「駐車場の土間の汚れが気になりそな場合は、汚れの目立ちにくいコンクリート洗い出し仕上げにする」

「ジョリパットの壁を長く綺麗に保つため、トップコートなどでコーティングする」

などです。

まとめ

庭には豊かな生活を楽しめる可能性があるように感じています。

メリットもデメリットも理解したうえで、自分にあったお庭づくりができれば嬉しく思います。

夫婦でお庭に対する意見が分かれた場合には、私のように鉢植えの木を提案するのもオススメです。

幸せな家庭になりますように

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この記事を書いた人

tuin代表の上田和希です。